君の瞳が愛をささやく
はぁ…


私はため息と一緒に手紙を封筒に入れた。


答えは決まっているはずだ。


でも…


留学話しを蹴る決断ができない…


それに留学先に陸はいない。


…私には陸が必要。


それだけはハッキリしている。


でも…


もしこの手紙に返事を出したら、全てが揺らいでしまいそうな気がする…


それくらい魅力的な手紙だった。


はぁ…


私が悪いのに、私の自分勝手さが招いたことなのに、なんでこんなに悩むんだろう。


…体調が悪い。


体がだるい。


私は封筒をサイドテーブルに置いて、ベットに潜り込んだ。
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