君の瞳が愛をささやく
最近は臣と一緒に学校へ行っていた。


高校生活も最後だと思うと、もっと臣や澪ちゃんとの思い出を作りたくて…


卒業シーズンで私もナーバスになっているのかもしれない。


臣を見送ってから、私は身支度を整えて家を出た。


陸には今日行くって言ってないけど、合い鍵があるんだから平気だろう。


陸と入学祝いをして、もやもやした気持ちを捨てたい。


そして気持ち良くK大に入学したいから。


今日は陸の好きなものをいっぱい作ってあげよう。


それからいっぱい話して、いっぱい笑って、ずっとくっついていよう。


そうすればきっと楽しい。


きっと忘れられるはず。


きっと…今日の天気のように気分も晴れるはず。
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