タイセツなキミよ、サヨウナラ
(バイバイ。ファイ)

主人公にとって、ファイはタイセツだった。

だからこそ、相手をせずに離れたんだ。

本当は、遠い県に預けられるはずだったのに、おじさんが飼ってくれて、たまに逢える。


そのことが、主人公は嬉しかった。


(逢いたいな)

でも、主人公は逢わなかった。

逢ったら、離したくなくなるから。
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