愛してる

 子供みたいにはしゃぐ美咲輝。
 
 これがキミとの最後のデート
 になるなんて思ってもいなかった。
 
 だってこんなに元気ではしゃいでい
 たのに・・・。
 
 「ほんとだ星が綺麗だな。
 そうだ美咲輝。流れ星の意味って
 知ってるか?」
 
 俺の姉貴が読んでいた小説ゆき 
 さんの本に書いてあった。
 俺はほんとにそうだと思う。
 
 「え・・・?わからない」
 
 首をかしげながら言った。
 
 「流れ星は、誰かの願いが
 叶うときに流れるんだって」
 
 あの日見た夜空はとっても綺麗
 だった。
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