★またあの場所で★




「母さんたちにはちゃんとおれから伝えるから、早く行った行った」




俺は変にテンションをあげようとした




けど海奈の歩いていく背中をみると寂しくてたまらなかった






これで…さよならなのか?





そう思った瞬間、海奈はふりかえった





「私、拓也にであえて本当に良かったよ…本当にありがとう






かっこわりぃ…





俺泣いてるし…





少ししたを向いたまま俺は“おぅっ!”と手をあげた






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