近代化
ここに何を書けばいいか分からない
授業中、ふと、空を見ると雲が雄大に泳いでいた
その雲は大きな鯨
その雲は最強の鮫
その雲は凛とした鷹
その雲は綺麗な蝶
に見えた。
自由と言われている雲。
でも実際にはとても狭い範囲にしか泳げない、かわいそうな者
しかしそんな雲を僕は憧れた
何故かは知らない。
でも、憧れた。
「高梁くん、よそ見をしてはいけません」
気取ったおばさん先生が、甲高い声をあげて僕に注意をしてきた。
でもそんなこと、しったこっちゃない。
あの人の授業は独りよがり。
何の役にも立たないから