炬燵 (短編)
春が来て

夏が来て

秋が来て

また、コタツを出した。

何度も季節が変わっても、

変わらない、いつもと同じ行動。


コタツに、ミカン。

今年は黒のカバー。


見苦しい程、切ない気持ち。



じんわりと暖かくなる空間。

ミカン、甘くて美味しかったよ。

いつもの八百屋で買ったミカン。

今年は当たりだったかも。

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