幼なじみ攻略法-便乗したいお年頃-
「那都じゃん。
速攻で出てったから
帰ったのかと
思ったんだけど-。」
チャラ男Aが話しかける。
やっぱり那都君なんだ。
そう思ったら動けなくなって
しまった。
なんだか後ろ姿でさえ
キュンとなる。
「何中-??」
ケバ子Aが付け足す。
ケバ子Aの言葉に
私はドキッとした。
なんて答えるんだろう...。
「関係ないでしょ-??」
軽-く流す電話と同じ声。
敬語じゃないのが新鮮だった。
「もしかして
まだあれ続けてんの??」
チャラ男Bが冷やかすように
聞いた。