幼なじみ攻略法-便乗したいお年頃-
「罰ゲームに従って
メールしてんのこいつ。
相手那都の顔も
知らないんだって。」
そうよ...。
本当に始まりは突然だった。
¨何それ-¨とか
¨ウケる-¨とか
ケバ子達がケラケラ笑う。
「相手も相手だよな。」
私..??
「知らない奴から
メールきたら普通キモくね??」
キモい??
那都君のメールは
キモくなんかなかった。
だってあまりにも
真面目だったし、
丁寧だったし。
優しかった。
普通じゃないに決まってるよ。
だって那都君の
メールじゃなかったら
返さなかった。
「おい。」
さっきから何度か
止めようとする那都君の声。
何で??
聞かれたら駄目なの...??
「てかキャラじゃないよね。」
那都君のキャラって何??