コイツも好きで、アイツも好きで。


廊下をちょっと歩いてると、美保が来た。


「…あ。」


「どう?何の話だったのよ」


美保、優しいね。来てくれたんだ。


「いつも真面目なのに先生の話聞かなかったのはなぜだ…みたいな」

「…ん~しつこいねぇ」

「でしょ。」


やっぱわかってくれるよね。




「てかさ…」

「うん?」

「隣に座ってる"茂木"ってヤツうざい…」

「えっ瞳美の隣、茂木なの!?」





なんすかその驚き具合…



< 11 / 33 >

この作品をシェア

pagetop