バンビ
約束
”来週空いてるからいいよ~♪
どこか行きたいところとかある?”
カオリさんからのメールは、いつもの調子でなんだかひどく安心した。
すぐに、時間といつもの待ち合わせ場所を指定して、どこに行くかはこれから考えることにして、メールの返事をだす。
結局、あのことは無かったことにされてるのかな?
それとも、やっぱり今まで通りの関係でいようって、無言でアピールされてるのかな?
そんな事をうだうだ考えながら、焼肉屋のいつもの個室に案内されると、既におじいちゃんは到着していて、おじいちゃんの正面には、見たことのある同い年ぐらいの男子が座っていた。
きっと事務所のタレントだな・・・・
僕は言われるがままに、おじいちゃんの左隣に座る。
「なんだ、会長の友達っていうからどんなオヤジが来るのかと思ったら、おまえかよ。」
斜迎えに座るそいつは、ちょっと安心したように僕を見ていう。
「ああ、アキラじゃん?久しぶり。」
そう、そいつはこの前カオリさんたちと噂していた、今度ビトとデビューするA&B-boysのアキラ。
3年ぶりぐらいに会ったけど、相変わらず変わってない感じ。クールな表情で敵意剥き出し。
まだ僕のこと、ライバル視してるのかな?
「今度デビューするんだってね?友達が騒いでたよ。」
そういってやったら、まあねって当然のように答える。
「そのことで、ちょっと話しがあってさ。後でビトもくるし、レン君もいてくれたほうがいいかなって思って・・・YOUも関係することだしね。」
事務所関係のことで、僕にも関わることってなんだろう?
不思議に思ったけど、気にしないでいつものように、ガンガン肉やらサラダを頼んで食べていたら、おじいちゃんはろくに箸もつけずに淡々とアキラに説教をし始めた。
どこか行きたいところとかある?”
カオリさんからのメールは、いつもの調子でなんだかひどく安心した。
すぐに、時間といつもの待ち合わせ場所を指定して、どこに行くかはこれから考えることにして、メールの返事をだす。
結局、あのことは無かったことにされてるのかな?
それとも、やっぱり今まで通りの関係でいようって、無言でアピールされてるのかな?
そんな事をうだうだ考えながら、焼肉屋のいつもの個室に案内されると、既におじいちゃんは到着していて、おじいちゃんの正面には、見たことのある同い年ぐらいの男子が座っていた。
きっと事務所のタレントだな・・・・
僕は言われるがままに、おじいちゃんの左隣に座る。
「なんだ、会長の友達っていうからどんなオヤジが来るのかと思ったら、おまえかよ。」
斜迎えに座るそいつは、ちょっと安心したように僕を見ていう。
「ああ、アキラじゃん?久しぶり。」
そう、そいつはこの前カオリさんたちと噂していた、今度ビトとデビューするA&B-boysのアキラ。
3年ぶりぐらいに会ったけど、相変わらず変わってない感じ。クールな表情で敵意剥き出し。
まだ僕のこと、ライバル視してるのかな?
「今度デビューするんだってね?友達が騒いでたよ。」
そういってやったら、まあねって当然のように答える。
「そのことで、ちょっと話しがあってさ。後でビトもくるし、レン君もいてくれたほうがいいかなって思って・・・YOUも関係することだしね。」
事務所関係のことで、僕にも関わることってなんだろう?
不思議に思ったけど、気にしないでいつものように、ガンガン肉やらサラダを頼んで食べていたら、おじいちゃんはろくに箸もつけずに淡々とアキラに説教をし始めた。