バンビ
毎週土曜と水曜の午後は、たいていアルバイトしている。
今日もそんな感じで、暇な店のレジに座って、一人で好きな音楽を爆音でかけながら店番をしていると、また前のように、もうすぐ閉店の頃ビトがふらりと遊びに来てくれた。
あいつはモモと別れて、こっちは付き合う事になって、気まずくなるかもと一瞬思ったけれども、ビトは前に会った時と態度は不思議と変わらない。
「この曲かっこいいね、なんてバンド?」
ニコニコしながら、ビトはブラフマンのCDジャケットを眺めていた。
適当に音楽の話とか雑談をしながら仕事をしていると、モデルとしてのビトを知っている男子がやってきて、やつに握手を求めたりもしている。
結構普通に、お洒落な男子には人気みたいだこいつ。
二人で示し合わせたように、その場ではモモの話題は一切出せなかった。
「飯食べてかない?どっか良い店知ってる?」
今回は俺がどこかに連れて行かなきゃならない流れになって、たまに行っていた近くのちょっとこじゃれたレゲエのかかるラーメン屋に連れて行くことにした。
俺はカフェとかいかねーしな。
「へえ、こんなところに店があるんだ・・・」
なんて感心されながら、カウンターだけの細々とやっているその店に二人で入る。
ラーメン屋といっても、知り合いがたまったりしていると、すぐ居酒屋みたいになってしまうので、結構長居ができるんだよな。
とりあえず、こいつと一緒のときは飲めないから、おとなしくラーメンと餃子を頼むと、ビトはそれプラス半チャーハンなんかも頼んでいた。
レンと同じで、こいつも結構おお飯ぐらい何だなとぼんやり思った。
今日もそんな感じで、暇な店のレジに座って、一人で好きな音楽を爆音でかけながら店番をしていると、また前のように、もうすぐ閉店の頃ビトがふらりと遊びに来てくれた。
あいつはモモと別れて、こっちは付き合う事になって、気まずくなるかもと一瞬思ったけれども、ビトは前に会った時と態度は不思議と変わらない。
「この曲かっこいいね、なんてバンド?」
ニコニコしながら、ビトはブラフマンのCDジャケットを眺めていた。
適当に音楽の話とか雑談をしながら仕事をしていると、モデルとしてのビトを知っている男子がやってきて、やつに握手を求めたりもしている。
結構普通に、お洒落な男子には人気みたいだこいつ。
二人で示し合わせたように、その場ではモモの話題は一切出せなかった。
「飯食べてかない?どっか良い店知ってる?」
今回は俺がどこかに連れて行かなきゃならない流れになって、たまに行っていた近くのちょっとこじゃれたレゲエのかかるラーメン屋に連れて行くことにした。
俺はカフェとかいかねーしな。
「へえ、こんなところに店があるんだ・・・」
なんて感心されながら、カウンターだけの細々とやっているその店に二人で入る。
ラーメン屋といっても、知り合いがたまったりしていると、すぐ居酒屋みたいになってしまうので、結構長居ができるんだよな。
とりあえず、こいつと一緒のときは飲めないから、おとなしくラーメンと餃子を頼むと、ビトはそれプラス半チャーハンなんかも頼んでいた。
レンと同じで、こいつも結構おお飯ぐらい何だなとぼんやり思った。