バンビ
日比谷野音のライブ当日、待ち合わせは会場の入り口付近だった。
ここはよくパンクのライブもあるから、年に一回くらいはよく来ていたから勝手はわかっている。
天気がいいから一人でビールでも飲んで待っていたかったけど、モモが怒るからなあ・・・
そういえば、初めてレンとモモのうちに行った時、あのおっさんたちに勧められて調子にのって飲んでたら、ずっとぷりぷり怒ってたなって思い出して可笑しくなった。
あの時から、ずっと気になってたなって思う。
いつも早く会いたくて気が逸ってしまい、待ち合わせの時間より早く着いてしまう。
周りを見渡すと、いつもレンがしているような服装の、短パンにTシャツみたいなキッズたちが多かった。
かっこよくハットをかぶっている人や、着流しの浴衣の人なんかもいる。
SKAってジャンルは、なんだか柔軟で色々と自由な感じがするな。
モモにも、レンと同じような格好で来いと言っておいたんだけど、またひらひらした格好してきたらどうしようかとちょっと不安。
ただ、会場で浮いちゃうとかわいそうだし、可愛すぎて注目されすぎんのも嫌だし。
髪を切ってからは、多少はアイドルっぽい感じは治まった気がするけど、それでも可愛いのは変わりないからな・・・って惚れた欲目なのかもしれないけれど。
そんなことをグダグダ考えて居たら、あっという間に待ち合わせ時間にいつの間にかなっていて、レンとモモが二人でやってきた。
「おまたせ~ なんか早いじゃん。」
レンにそういわれて、おうと適当に返事をする。
それにしても、レンとモモって2人でいると、お似合いのカップルみたいに見えるな、可愛い同士って感じで。
っていうかさ、その格好はなんなんだよ・・・ある意味思ったとおりというか・・・
「お前なんなの、ちゃんと言ったろ・・・」
この前ジュンさんが買ってあげていた例のTシャツにショートパンツ、それにニーハイソックスにスニーカーにテンガロンハットっていう出で立ち。
このTシャツは身体のラインがハッキリわかるから、意外と大きいCカップのモモの胸が強調されるし、それにこのニーソってオタクが好きそうな、絶対領域ってヤツじゃねーかよ・・・
モモの追っかけのやつらがこんなの見たら、萌え死ぬってレベルだ。
さっきから、通り過ぎる男共が、振り返って二度見してるし・・・
「だって、暑いんだもん。なんか変だったかなあ・・・」
一応自分でも失敗したと思っているみたいで、ちょっとしょげている。
まあ、全然変じゃないけどな。似合いすぎてて困る・・・
「ただでさえお前目立つんだからさ、もっと地味にしてろよ、こういうところでは。」
目のやり場に困っていたらレンに、
「なんかお父さんみたいな事言ってる。」
なんていわれた。
そういやレンの連れはどうしたってそう言ったら、後ろの方でレンを呼ぶでかい声がする。
振り向くと、入り口近くで4人ぐらいの男女がビールを飲みながら円陣を組んで座って待っていた。
適当に挨拶をすると、一番煩そうな女が
「あぁーそっちが噂の彼氏だ。テツさんにそっくり~!」
いきなり一番言われたくないことを言い出す。
なんだこいつ、親父のこと知ってんのかってイラッとしたら、レンの彼女だという。
はぁ?年上の大人のお姉さんじゃなかったのかよ・・・
図書館のお姉さんっていうから、もっとコンサバな感じかと思ってたんだけどな。
「ねえ、ビール飲む?」
思いっきり何も考えてない口調で、ニコニコしてマイペースで言われるから、まあいっかって遠慮なくビールをもらって即効飲んだ。
まあなんだ、酒おごってくれる人は、きっとみんな良いやつだ・・・
ここはよくパンクのライブもあるから、年に一回くらいはよく来ていたから勝手はわかっている。
天気がいいから一人でビールでも飲んで待っていたかったけど、モモが怒るからなあ・・・
そういえば、初めてレンとモモのうちに行った時、あのおっさんたちに勧められて調子にのって飲んでたら、ずっとぷりぷり怒ってたなって思い出して可笑しくなった。
あの時から、ずっと気になってたなって思う。
いつも早く会いたくて気が逸ってしまい、待ち合わせの時間より早く着いてしまう。
周りを見渡すと、いつもレンがしているような服装の、短パンにTシャツみたいなキッズたちが多かった。
かっこよくハットをかぶっている人や、着流しの浴衣の人なんかもいる。
SKAってジャンルは、なんだか柔軟で色々と自由な感じがするな。
モモにも、レンと同じような格好で来いと言っておいたんだけど、またひらひらした格好してきたらどうしようかとちょっと不安。
ただ、会場で浮いちゃうとかわいそうだし、可愛すぎて注目されすぎんのも嫌だし。
髪を切ってからは、多少はアイドルっぽい感じは治まった気がするけど、それでも可愛いのは変わりないからな・・・って惚れた欲目なのかもしれないけれど。
そんなことをグダグダ考えて居たら、あっという間に待ち合わせ時間にいつの間にかなっていて、レンとモモが二人でやってきた。
「おまたせ~ なんか早いじゃん。」
レンにそういわれて、おうと適当に返事をする。
それにしても、レンとモモって2人でいると、お似合いのカップルみたいに見えるな、可愛い同士って感じで。
っていうかさ、その格好はなんなんだよ・・・ある意味思ったとおりというか・・・
「お前なんなの、ちゃんと言ったろ・・・」
この前ジュンさんが買ってあげていた例のTシャツにショートパンツ、それにニーハイソックスにスニーカーにテンガロンハットっていう出で立ち。
このTシャツは身体のラインがハッキリわかるから、意外と大きいCカップのモモの胸が強調されるし、それにこのニーソってオタクが好きそうな、絶対領域ってヤツじゃねーかよ・・・
モモの追っかけのやつらがこんなの見たら、萌え死ぬってレベルだ。
さっきから、通り過ぎる男共が、振り返って二度見してるし・・・
「だって、暑いんだもん。なんか変だったかなあ・・・」
一応自分でも失敗したと思っているみたいで、ちょっとしょげている。
まあ、全然変じゃないけどな。似合いすぎてて困る・・・
「ただでさえお前目立つんだからさ、もっと地味にしてろよ、こういうところでは。」
目のやり場に困っていたらレンに、
「なんかお父さんみたいな事言ってる。」
なんていわれた。
そういやレンの連れはどうしたってそう言ったら、後ろの方でレンを呼ぶでかい声がする。
振り向くと、入り口近くで4人ぐらいの男女がビールを飲みながら円陣を組んで座って待っていた。
適当に挨拶をすると、一番煩そうな女が
「あぁーそっちが噂の彼氏だ。テツさんにそっくり~!」
いきなり一番言われたくないことを言い出す。
なんだこいつ、親父のこと知ってんのかってイラッとしたら、レンの彼女だという。
はぁ?年上の大人のお姉さんじゃなかったのかよ・・・
図書館のお姉さんっていうから、もっとコンサバな感じかと思ってたんだけどな。
「ねえ、ビール飲む?」
思いっきり何も考えてない口調で、ニコニコしてマイペースで言われるから、まあいっかって遠慮なくビールをもらって即効飲んだ。
まあなんだ、酒おごってくれる人は、きっとみんな良いやつだ・・・