バンビ
そんな話をずっとシンジさんとしていると、すぐにレンも戻ってきて話に加わった。
「なんか緊張するね、彼女が隣に泊まってるって思うと。」
いつもの可愛げのあるアイドルスマイルでそんなことを言ってやがる。
「この前ちゃっかりカオリンちに泊まってやりまくってクセに、よく言うわ。」
こいつおしゃべりだから、結構いちいち報告してくるんで知りたくなくてもわかっちゃって微妙だ。
「えーそうなの?レン君も結構やるねえ。」
シンジさんも笑って聞いていた。
「なんだよ、エイジだってそうなんじゃないの?」
妹のそういうこと知りたくないんじゃねって思うので、その辺はハッキリとレンには話してなかったのに。
「俺らはそんなやってないからな、かずなりさんに怒られるしな。」
そういってやったら、「嘘だ~」って二人が声をそろえて疑ってくる。
「ホントマジで、そういうのはしないって決めたの!」
ちょっとむきになってそう言い返してしまった。
「えーでもそれ辛くない?僕エイジ君ぐらいの年のころ彼女居たら、絶対我慢できないと思うけどなあ・・・当時は残念ながら彼女居なかったけど。」
言ってくれるな、思い出すとまた悶々としちまう・・・
「まだビトのこと気にしてるの?」
レンが鋭くそんなこと言うから、ドキリとする。
「ビトって、あのA&B-BOYSの?」
シンジさんは知らなかったみたいなので、モモの元彼がビトなんだと、レンが教えてあげていた。
「まあ、気になんないっていったら嘘になるけどな。」
女子は三人そろって風呂に入っているらしく、聞き取れないけど楽しそうに話している声が聞こえる。
モモが風呂入ってるって思うと、あの時一緒に入ったことを思い出しいて又ドキドキする。
「いいなあ女の子同士って…」
ぼんやりとレンがそう言った。
確かに男同士だと、ちょっとキモいもんな、一緒に風呂とか。大浴場ならまだしも。
「シンジさん、彼女と一緒に風呂入る?」
レンがいきなりそんなこと聞くから、シンジさんは
「えー入んないよ、恥ずかしいじゃん。」
何て思いっきり照れていた。
「そっか、僕は入りたい方だけどなぁ…」
俺にはフルなよって思ったとたん、「エイジ君は?」聞いてくるから、そんなん言えるかって思う。
「ノーコメント」
なんかおっさん達の下ネタの続きみたいじゃねえか…
「ああ、入ったことあるんだ。」
レンがすかさず突っ込んでくる。
「なんかのど乾いたな…」
話題をかえるべくそんなことを話したら、ドアをノックする音がして、モモがドア越しに顔を出した。
「ねえ、お茶いれるけど、みんなも飲むかなぁ?」
振り返ってみると、何故か浴衣姿のモモが立っていて、一瞬シンジさんと二人で固まってしまった。
前触れもなくそんな格好で来るなよ…
「お前なんで浴衣なんだよ。」
恥ずかしくなって直視できないでいると、レンがうちの寝巻きは浴衣なんだって教えてくれる。
「別に普通じゃない?」
レンは見慣れてるんだろうけど、普通じゃねえだろ。
しかもそれは、白地に古典柄のちょっとすると透けそうな浴衣で、変に色っぽいヤツじゃん。
「ちょうど喉乾いたって言ってたんだ、欲しいなぁ。」
レンがそう言うと、じゃあ持ってくるって言いながら、モモはいそいそと下に降りていった…
「なんなのあいつ…」
意識しないようにって思ってても、不意にそんな姿見せられると堪らなくなる…
「ちょっと色っぽかったね♪」
シンジさんが嬉しそうに言うから、見るんじゃあねーよって思ったけど、しょうがないよな…
「エイジ顔真っ赤だよ。」
レンに冷やかされるけど「うるさいわ」って返事をしていた。
ああ、でももう一回見たいかも? 早く戻ってこないかなあなんて、ちょっとワクワクしていると、いきなりドアが開いて、かずなりさんが入ってきた。
「はいお茶。早く寝ろ!」
それだけ言って俺にお茶の乗ったお盆をお渡すと、速攻ドアを閉めて出ていってしまった…
なんか気付いたんだろうな、ヤバイって。
「なんか緊張するね、彼女が隣に泊まってるって思うと。」
いつもの可愛げのあるアイドルスマイルでそんなことを言ってやがる。
「この前ちゃっかりカオリンちに泊まってやりまくってクセに、よく言うわ。」
こいつおしゃべりだから、結構いちいち報告してくるんで知りたくなくてもわかっちゃって微妙だ。
「えーそうなの?レン君も結構やるねえ。」
シンジさんも笑って聞いていた。
「なんだよ、エイジだってそうなんじゃないの?」
妹のそういうこと知りたくないんじゃねって思うので、その辺はハッキリとレンには話してなかったのに。
「俺らはそんなやってないからな、かずなりさんに怒られるしな。」
そういってやったら、「嘘だ~」って二人が声をそろえて疑ってくる。
「ホントマジで、そういうのはしないって決めたの!」
ちょっとむきになってそう言い返してしまった。
「えーでもそれ辛くない?僕エイジ君ぐらいの年のころ彼女居たら、絶対我慢できないと思うけどなあ・・・当時は残念ながら彼女居なかったけど。」
言ってくれるな、思い出すとまた悶々としちまう・・・
「まだビトのこと気にしてるの?」
レンが鋭くそんなこと言うから、ドキリとする。
「ビトって、あのA&B-BOYSの?」
シンジさんは知らなかったみたいなので、モモの元彼がビトなんだと、レンが教えてあげていた。
「まあ、気になんないっていったら嘘になるけどな。」
女子は三人そろって風呂に入っているらしく、聞き取れないけど楽しそうに話している声が聞こえる。
モモが風呂入ってるって思うと、あの時一緒に入ったことを思い出しいて又ドキドキする。
「いいなあ女の子同士って…」
ぼんやりとレンがそう言った。
確かに男同士だと、ちょっとキモいもんな、一緒に風呂とか。大浴場ならまだしも。
「シンジさん、彼女と一緒に風呂入る?」
レンがいきなりそんなこと聞くから、シンジさんは
「えー入んないよ、恥ずかしいじゃん。」
何て思いっきり照れていた。
「そっか、僕は入りたい方だけどなぁ…」
俺にはフルなよって思ったとたん、「エイジ君は?」聞いてくるから、そんなん言えるかって思う。
「ノーコメント」
なんかおっさん達の下ネタの続きみたいじゃねえか…
「ああ、入ったことあるんだ。」
レンがすかさず突っ込んでくる。
「なんかのど乾いたな…」
話題をかえるべくそんなことを話したら、ドアをノックする音がして、モモがドア越しに顔を出した。
「ねえ、お茶いれるけど、みんなも飲むかなぁ?」
振り返ってみると、何故か浴衣姿のモモが立っていて、一瞬シンジさんと二人で固まってしまった。
前触れもなくそんな格好で来るなよ…
「お前なんで浴衣なんだよ。」
恥ずかしくなって直視できないでいると、レンがうちの寝巻きは浴衣なんだって教えてくれる。
「別に普通じゃない?」
レンは見慣れてるんだろうけど、普通じゃねえだろ。
しかもそれは、白地に古典柄のちょっとすると透けそうな浴衣で、変に色っぽいヤツじゃん。
「ちょうど喉乾いたって言ってたんだ、欲しいなぁ。」
レンがそう言うと、じゃあ持ってくるって言いながら、モモはいそいそと下に降りていった…
「なんなのあいつ…」
意識しないようにって思ってても、不意にそんな姿見せられると堪らなくなる…
「ちょっと色っぽかったね♪」
シンジさんが嬉しそうに言うから、見るんじゃあねーよって思ったけど、しょうがないよな…
「エイジ顔真っ赤だよ。」
レンに冷やかされるけど「うるさいわ」って返事をしていた。
ああ、でももう一回見たいかも? 早く戻ってこないかなあなんて、ちょっとワクワクしていると、いきなりドアが開いて、かずなりさんが入ってきた。
「はいお茶。早く寝ろ!」
それだけ言って俺にお茶の乗ったお盆をお渡すと、速攻ドアを閉めて出ていってしまった…
なんか気付いたんだろうな、ヤバイって。