バンビ
結局そんなに眠れないまま、早く目を覚ましてしまった。
ぼんやりとしたまま洗面所を借りて顔を洗いそのまま下に降りていくと、モモが起きていて朝ごはんの用意をしている。
「おはよう」
モモがいつもの笑顔でいうから、ああ朝からこういうのもいいなって思う。
毎朝一緒にいたいなって思う。
「あれから眠れた?」
「いや・・・」
結局ほとんど寝てない。
モモはいつもの美味しいコーヒーを淹れて持ってきてくれる。
「ありがとう」
そんなモモを見てると、自然と笑顔になる。
モモは今日もバイト先に来てくれるのかな・・・ぼんやりとコーヒーを飲みながら考えていたら、みんなおきてきて、そろって朝飯を食った。
何だかみんな、楽しげに色々話している、よく眠れたんだろうな、みんな元気だな・・・
俺はボーっとしていて、ほとんど話が入ってこなかった。
「エイジ君仕事何時から?うちらも原宿行くからさ、一緒に行こうよ。」
カオリンがいきなりそう言う、どうやらモモも連れてみんなで原宿にランチしにいくらしい。
じゃあ、今日は来ないんだな。
まあいいや、今日はもう会えたし、我慢しよう。
「11時からだから、10時に出れば余裕かな?」
ああでも、一回家に帰って着替えたいなって思ったので、もうちょっと早めにしてもらうかな?
「今日は弁当いいからな・・・」
モモだけに聞こえるように、小さい声で言ったつもりなのに、みんなに冷やかされる。
「何々、いつもお弁当作ってあげてるの?凄いね~」
朝からカオリンはうるせえなあ・・・
モモの作る味噌汁は、出汁がきいていて美味しなって思っていたら、今日はりんさんが作ったのらしい。
やっぱり、ちゃんと基礎を習ってる人の作る料理はおいしい。
レンも一緒に行きたいとか騒いでるけど、今日は女子会だからとかあっさりと断られている。
そういえば、この前レンの野球部の試合があったんだよな・・・
あの時負けたのが悔しかったらしく、今日も練習するとか言っていた。
朝食を済ませ、女子達は時間をかけて出かける準備をしていた。
シンジさんは、一足先に仕事に行くと帰っていく。
レンはトレーニングに行くといって、ジャージに着替えている。
俺は特にやることもなくて、ぼんやりとその辺にあった漫画を読んでいた。
モモとは一緒にいたいけど、カオリンとか女子と一緒なのはちょっとうぜーな・・・
「俺もうでるけど、エイジはどうする。モモ達と一緒に行くの?」
「そうだな、一回うち帰りたいから、俺ももう出ようかな?」
モモに先に帰るといいに行こうと、彼女の部屋をノックすると「どうぞ~」っていうので、ドアをそっと開けた。
そういえば、モモの部屋って入ったことなかったな。
シンプルなベットに、窓際の机の上には、レコードとぬいぐるみと花が飾ってある。
モモは机においてある鏡に向かって、化粧なんかをしていた。
「あ、ゴメンネ待たせちゃって、もうちょっとかかる。」
モモはこっちに振り返ると、ベットに出していた服を指差して、「どっちがいいかな」なんて聞いてきた。
「やっぱ俺、レンと先に出るわ。モモはカオリンたちとゆっくり出かけなよ。」
露出の少なそうなシンプルなワンピースを指差してこっちがいいんじゃねって選んであげる。
「そっか、なんか昨日からずっと一緒にいたから、ちょっと寂しい。」
そういえば、カオリンとナホちゃんはって聞いたら、洗面所で化粧してるって。
「じゃあな、またメールするな。」
いつものようにモモの頭を撫でてあげる。
「いってらっしゃい、バイトがんばってね。」
笑顔でそう言ってくれるから、なんだかまた抱きしめたくなってしまうけど、みんなが戻ってくるとめんどくさいから、ぐっと我慢をした。
ぼんやりとしたまま洗面所を借りて顔を洗いそのまま下に降りていくと、モモが起きていて朝ごはんの用意をしている。
「おはよう」
モモがいつもの笑顔でいうから、ああ朝からこういうのもいいなって思う。
毎朝一緒にいたいなって思う。
「あれから眠れた?」
「いや・・・」
結局ほとんど寝てない。
モモはいつもの美味しいコーヒーを淹れて持ってきてくれる。
「ありがとう」
そんなモモを見てると、自然と笑顔になる。
モモは今日もバイト先に来てくれるのかな・・・ぼんやりとコーヒーを飲みながら考えていたら、みんなおきてきて、そろって朝飯を食った。
何だかみんな、楽しげに色々話している、よく眠れたんだろうな、みんな元気だな・・・
俺はボーっとしていて、ほとんど話が入ってこなかった。
「エイジ君仕事何時から?うちらも原宿行くからさ、一緒に行こうよ。」
カオリンがいきなりそう言う、どうやらモモも連れてみんなで原宿にランチしにいくらしい。
じゃあ、今日は来ないんだな。
まあいいや、今日はもう会えたし、我慢しよう。
「11時からだから、10時に出れば余裕かな?」
ああでも、一回家に帰って着替えたいなって思ったので、もうちょっと早めにしてもらうかな?
「今日は弁当いいからな・・・」
モモだけに聞こえるように、小さい声で言ったつもりなのに、みんなに冷やかされる。
「何々、いつもお弁当作ってあげてるの?凄いね~」
朝からカオリンはうるせえなあ・・・
モモの作る味噌汁は、出汁がきいていて美味しなって思っていたら、今日はりんさんが作ったのらしい。
やっぱり、ちゃんと基礎を習ってる人の作る料理はおいしい。
レンも一緒に行きたいとか騒いでるけど、今日は女子会だからとかあっさりと断られている。
そういえば、この前レンの野球部の試合があったんだよな・・・
あの時負けたのが悔しかったらしく、今日も練習するとか言っていた。
朝食を済ませ、女子達は時間をかけて出かける準備をしていた。
シンジさんは、一足先に仕事に行くと帰っていく。
レンはトレーニングに行くといって、ジャージに着替えている。
俺は特にやることもなくて、ぼんやりとその辺にあった漫画を読んでいた。
モモとは一緒にいたいけど、カオリンとか女子と一緒なのはちょっとうぜーな・・・
「俺もうでるけど、エイジはどうする。モモ達と一緒に行くの?」
「そうだな、一回うち帰りたいから、俺ももう出ようかな?」
モモに先に帰るといいに行こうと、彼女の部屋をノックすると「どうぞ~」っていうので、ドアをそっと開けた。
そういえば、モモの部屋って入ったことなかったな。
シンプルなベットに、窓際の机の上には、レコードとぬいぐるみと花が飾ってある。
モモは机においてある鏡に向かって、化粧なんかをしていた。
「あ、ゴメンネ待たせちゃって、もうちょっとかかる。」
モモはこっちに振り返ると、ベットに出していた服を指差して、「どっちがいいかな」なんて聞いてきた。
「やっぱ俺、レンと先に出るわ。モモはカオリンたちとゆっくり出かけなよ。」
露出の少なそうなシンプルなワンピースを指差してこっちがいいんじゃねって選んであげる。
「そっか、なんか昨日からずっと一緒にいたから、ちょっと寂しい。」
そういえば、カオリンとナホちゃんはって聞いたら、洗面所で化粧してるって。
「じゃあな、またメールするな。」
いつものようにモモの頭を撫でてあげる。
「いってらっしゃい、バイトがんばってね。」
笑顔でそう言ってくれるから、なんだかまた抱きしめたくなってしまうけど、みんなが戻ってくるとめんどくさいから、ぐっと我慢をした。