バンビ
サマーホリデイスカイ
モモやレンに誘われて、今年はサマソニに行くことになってしまった。
俺こういう大きなイベントいかねーって言ってたのに、ランシドやグリーンデイ出るからってゴリ押しで誘われて、しぶしぶ行くことにする。
チケットはどうやら、Babyに取ってもらったらしい。
会場についたとたん、人が多すぎてもうそれだけで気分が悪かった。
「エイジくん、何か食べよう!」
モモはやたらはしゃぎまくって、毎年来てるからかなれた感じだ。
「あーあれ、カラアゲ屋さんあるよ!」
どっかのバンドが出展してるらしいそのお店に行くと、俺はさりげなく自分の分のチューハイとから揚げをモモに買ってやった。
「それなに呑んでるの?」
ニコニコしながら聞いてくるので、レモンジュースだって嘘をついたら、そのまま信じていたのでちょっと心が痛む。
「あー早速食べてるね~♪」
カオリンとレンも違うブースでなんか買ってきて、一緒に適当な場所を見つけて呑んだり食べたりしているのを、俺たちも合流した。
「あ!モモちゃん久しぶり!」
この前野音であった、ナホちゃんやシンジさん、ミヤコちゃんなんかも集まってきて、この前みたくわいわいみんなで飲んでいる。
もう一人はじめて合う男子がいて、ミヤコちゃんの彼氏だって紹介された。
「あっちでエビボのライブ始まるけど、行かないの?」
その男性は業界の人らしく、カオリンにそういって誘っていた。
「えっと、行って来ていいかな?」
モモのことに気を使ってるのか、珍しく控えめにそんな風に言う。
「私も行こうかな?ねえ、エイジ君も見たことないでしょう。」
別に一緒に会ったりする訳じゃないもんな・・・
俺だって、友達のライブは見てみたいと思った。
この前のアキラのこともちょっと気になったしな。
ついこの間、アキラがふらっとうちの店に買い物に来たときがあったんだ。
割と小さめなステージには、このイベントに不釣合いな女の子ばっかりがいて、アイドルのファンなんだろうなって思う。
パンクっぽい奴はあんまりいないな。
後ろの方でモモと手を繋ぎながら見ている。
モモはじっとステージをまっすぐに見つめたまま、俺の手を力強く握っていた。
何か不安でもあるのだろうか?
大丈夫だよって俺もしっかり握り返す。
俺こういう大きなイベントいかねーって言ってたのに、ランシドやグリーンデイ出るからってゴリ押しで誘われて、しぶしぶ行くことにする。
チケットはどうやら、Babyに取ってもらったらしい。
会場についたとたん、人が多すぎてもうそれだけで気分が悪かった。
「エイジくん、何か食べよう!」
モモはやたらはしゃぎまくって、毎年来てるからかなれた感じだ。
「あーあれ、カラアゲ屋さんあるよ!」
どっかのバンドが出展してるらしいそのお店に行くと、俺はさりげなく自分の分のチューハイとから揚げをモモに買ってやった。
「それなに呑んでるの?」
ニコニコしながら聞いてくるので、レモンジュースだって嘘をついたら、そのまま信じていたのでちょっと心が痛む。
「あー早速食べてるね~♪」
カオリンとレンも違うブースでなんか買ってきて、一緒に適当な場所を見つけて呑んだり食べたりしているのを、俺たちも合流した。
「あ!モモちゃん久しぶり!」
この前野音であった、ナホちゃんやシンジさん、ミヤコちゃんなんかも集まってきて、この前みたくわいわいみんなで飲んでいる。
もう一人はじめて合う男子がいて、ミヤコちゃんの彼氏だって紹介された。
「あっちでエビボのライブ始まるけど、行かないの?」
その男性は業界の人らしく、カオリンにそういって誘っていた。
「えっと、行って来ていいかな?」
モモのことに気を使ってるのか、珍しく控えめにそんな風に言う。
「私も行こうかな?ねえ、エイジ君も見たことないでしょう。」
別に一緒に会ったりする訳じゃないもんな・・・
俺だって、友達のライブは見てみたいと思った。
この前のアキラのこともちょっと気になったしな。
ついこの間、アキラがふらっとうちの店に買い物に来たときがあったんだ。
割と小さめなステージには、このイベントに不釣合いな女の子ばっかりがいて、アイドルのファンなんだろうなって思う。
パンクっぽい奴はあんまりいないな。
後ろの方でモモと手を繋ぎながら見ている。
モモはじっとステージをまっすぐに見つめたまま、俺の手を力強く握っていた。
何か不安でもあるのだろうか?
大丈夫だよって俺もしっかり握り返す。