バンビ
次のライブに向かうべく、三人で一番大きなマリンステージに向かった。
近くの海岸に、モモとエイジもいたみたいで、途中で合流できてちょうどよっかった。
「なんでいんだよ。」
エイジがアキラを見て笑いながらそう突っ込んでいる、おいらもそう思うけど、カオリさんが嬉しそうだからまあいいか‥・
「まあいいじゃん、俺こういうイベント初めてなんだもん。いいななんか、仲間とライブ回るとかさ。」
アキラはこういうの来ないのかね?あんなロックな感じの曲やってるのに。
「ライブとか普段行かないの?ビトは毎年このイベント来てたのに。」
「こういう仕事だとさ、あんま派手に遊べないしな。行きたいんだけど、うちで動画見るぐらいしかしてなかったわ。」
なんかアイドルも、色々大変だなあってぼんやりと思う。
お父さんとかも、高校生のときどうしてたのかな?
モモはずっとエイジと手を繋いだままで、何だかとっても嬉しそうだ。
今年はどうなるかと思ったけど、楽しんでるみたいでよかった。
でも、ビトはどうなんだろうな?
それがちょっと気になってはいた。
マリンステージのいい感じの場所に、シンジさんとかが場所を取ってくれていたので、ステージがよく見える。
もうすぐLieWooだな・・・
うちにもCDやレコードいっぱいあったから知ってたけど、なんとなくあんまり聞いたこと無かったんでどんな感じだろうって期待しちゃう。
鉄さんも好きだって言ってたしな。
「エイジもこういうの結構聞くの?」
「雷雨の時のは結構聞いてたな。ちゅーか、雷雨がよくカバーしてたルースターズとかモッズとかは、よく聞く。」
やっぱ両親がこっち系好きだと、詳しいんだろうな、うちもそうだし。
「メロコアとかと違ってさ、ただポップで早いだけじゃないんだよな、渋いしなダイスケさんのギターとか。」
僕達が熱く語っていると、アキラも隣で聞いていたのか、「俺も聞いてみようかな」なんていって笑っている。
「俺、そろそろバクステ戻るわ。ありがとな、レン。」
LieWooのライヴが始まる前に、アキラは行ってしまった。
「はぁ・・・緊張したわあ・・・」
カオリさんがそんな風に言うけど、あれで緊張してたって言えるのかな?
ずっと色々話してたくせに。
そういえば僕らも去年までは、このぐらいの時間になるとバクステで見てたんだなって思い出す。べべさんのライヴを。
今年はみんなといっしょに見るのが何だか楽しかった。
「レン、ダイスケさんと遊んでもらったの覚えてる。」
モモがそう聞いてきたので、覚えてるよって答えた。
「何だよ、知り合いかよ。」
エイジが驚いているので、両親の知り合いだって教えてあげた。
「っていうか、レン気付いてなかったの。ダイスケさんって、お母さんの元彼だよ。」
えっ?そんなの初耳だ・・・なんでモモはそんなこと知ってんだろ。
「何でいってくれないんだよ。知らなかったよそんなの。」
「別に言う必要もないじゃん、見てればわかるのに。」
モモはそういうの敏感だよな・・・ ビトのことも色々わかってそうだったしな昔から。
「なんかお前って、そういう勘だけは鋭いよな。」
エイジも面白そうにモモの頭を撫でていた。
近くの海岸に、モモとエイジもいたみたいで、途中で合流できてちょうどよっかった。
「なんでいんだよ。」
エイジがアキラを見て笑いながらそう突っ込んでいる、おいらもそう思うけど、カオリさんが嬉しそうだからまあいいか‥・
「まあいいじゃん、俺こういうイベント初めてなんだもん。いいななんか、仲間とライブ回るとかさ。」
アキラはこういうの来ないのかね?あんなロックな感じの曲やってるのに。
「ライブとか普段行かないの?ビトは毎年このイベント来てたのに。」
「こういう仕事だとさ、あんま派手に遊べないしな。行きたいんだけど、うちで動画見るぐらいしかしてなかったわ。」
なんかアイドルも、色々大変だなあってぼんやりと思う。
お父さんとかも、高校生のときどうしてたのかな?
モモはずっとエイジと手を繋いだままで、何だかとっても嬉しそうだ。
今年はどうなるかと思ったけど、楽しんでるみたいでよかった。
でも、ビトはどうなんだろうな?
それがちょっと気になってはいた。
マリンステージのいい感じの場所に、シンジさんとかが場所を取ってくれていたので、ステージがよく見える。
もうすぐLieWooだな・・・
うちにもCDやレコードいっぱいあったから知ってたけど、なんとなくあんまり聞いたこと無かったんでどんな感じだろうって期待しちゃう。
鉄さんも好きだって言ってたしな。
「エイジもこういうの結構聞くの?」
「雷雨の時のは結構聞いてたな。ちゅーか、雷雨がよくカバーしてたルースターズとかモッズとかは、よく聞く。」
やっぱ両親がこっち系好きだと、詳しいんだろうな、うちもそうだし。
「メロコアとかと違ってさ、ただポップで早いだけじゃないんだよな、渋いしなダイスケさんのギターとか。」
僕達が熱く語っていると、アキラも隣で聞いていたのか、「俺も聞いてみようかな」なんていって笑っている。
「俺、そろそろバクステ戻るわ。ありがとな、レン。」
LieWooのライヴが始まる前に、アキラは行ってしまった。
「はぁ・・・緊張したわあ・・・」
カオリさんがそんな風に言うけど、あれで緊張してたって言えるのかな?
ずっと色々話してたくせに。
そういえば僕らも去年までは、このぐらいの時間になるとバクステで見てたんだなって思い出す。べべさんのライヴを。
今年はみんなといっしょに見るのが何だか楽しかった。
「レン、ダイスケさんと遊んでもらったの覚えてる。」
モモがそう聞いてきたので、覚えてるよって答えた。
「何だよ、知り合いかよ。」
エイジが驚いているので、両親の知り合いだって教えてあげた。
「っていうか、レン気付いてなかったの。ダイスケさんって、お母さんの元彼だよ。」
えっ?そんなの初耳だ・・・なんでモモはそんなこと知ってんだろ。
「何でいってくれないんだよ。知らなかったよそんなの。」
「別に言う必要もないじゃん、見てればわかるのに。」
モモはそういうの敏感だよな・・・ ビトのことも色々わかってそうだったしな昔から。
「なんかお前って、そういう勘だけは鋭いよな。」
エイジも面白そうにモモの頭を撫でていた。