バンビ
風呂から上がってまたモモの様子を見に行くと、すっかり眠っていた。
ぐっすりと、全く俺が隣に居ることも気づかない様子で。

寝顔もカワイイなってしばらく眺めていると、急に寝返りを打つので、はだけたお腹が露になる。
ウエストどれぐらいかな?なんてドレスのサイズが気になり出して、性欲より先に創作意欲に駆られてしまった俺は、しばらく悩んだ後、部屋からメジャーを持ってきて彼女のサイズをそっと図った。

ほんと何されても起きないんだなって心配になるけど、胸囲を図っている時でも変なところは触らないように細心の注意を払った。

大体わかったところでホッとしたとたん、なぜかももに手を捕まれる。
寝ぼけてえいるんだろう、俺の胸に潜り込んで、安心したかのようにまた寝息をたててずっと眠っている。

俺は体半分だけ布団から出たまま、なすがままにされていた。
モモの体温が、小動物のそれのようで、ふわふわと温かい。
これが心から愛しいと思うものなのかと実感する。

変な体勢でキツくはあったけれども、俺もそのままモモの柔らかい髪の香りをききながら眠りについた。
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