バンビ
放課後、とりあえずいったん家に帰ってから、目黒方面に向かった。
レンのうちまで、覚えてるかなってちょっと不安だったけど、奴のうちは自営業で駅前の商店街にあるし、最寄り駅さえ間違えなければ結構すぐにわかる。
りんさんの経営しているその花屋は、人だかりがするぐらい繁盛していて、チラッと中を覗いたら、この前の小百合さんってパートの綺麗な女の人とりんさんが、二人で忙しそうに働いている。
何となくきちゃったけど、レンにばれたら怒りそうだな。
やっぱ帰ろうかなって思ったとたん、リンさんに見つかって声をかけられた。
「あれ?エイジ君じゃない!どうしたの?」
「いや、ちょっと近くで用事があって、たまたま通っただけで・・・」
思わず苦笑いしながら、適当に嘘をついた。
まさか、モモが気になってとかいえねーもん・・・
「ちょっと寄っていきなよ~♪モモも奥にいるし。」
おお、それじゃ遠慮なくって、調子に乗ってそのまま奥の居間に通された。
キッチンの方から、モモがいそいそと顔を出したと思ったら、この前とは打って変わった愛想のいい笑顔で「いらっしゃい!」なんて言ってる。
ちょっと調子が狂う・・・
またきたのーとか、ウザがられると思ったのに。
モモは、いきなりの来客になれているのか、なにか飲みますかーなんて、ウエイトレスのように聞いてきた。
「コーヒーでいいかな?」
「いや、ビールが良いな~♪」
ちょっと冗談混じりに言ったら、また前みたくちょっと睨まれて、ああやっぱこの前のモモとかわんねーやって、おかしくなった。
「いやウソ、コーヒーでいいっす。」
キッチンの方で、コーヒー豆を引くゴリゴリとした音が響いてくる。
普通にどっかの店に入って、飲み物を頼んでる感覚になってきた・・・
「ねえ、エイジ君って、甘いもの食べれるっけ?」
いきなりそんなことを言われて、モノによるけどって言ったら、コーヒーと一緒にまたケーキっぽいものをお盆に載せて持ってきてくれた。
レンのうちまで、覚えてるかなってちょっと不安だったけど、奴のうちは自営業で駅前の商店街にあるし、最寄り駅さえ間違えなければ結構すぐにわかる。
りんさんの経営しているその花屋は、人だかりがするぐらい繁盛していて、チラッと中を覗いたら、この前の小百合さんってパートの綺麗な女の人とりんさんが、二人で忙しそうに働いている。
何となくきちゃったけど、レンにばれたら怒りそうだな。
やっぱ帰ろうかなって思ったとたん、リンさんに見つかって声をかけられた。
「あれ?エイジ君じゃない!どうしたの?」
「いや、ちょっと近くで用事があって、たまたま通っただけで・・・」
思わず苦笑いしながら、適当に嘘をついた。
まさか、モモが気になってとかいえねーもん・・・
「ちょっと寄っていきなよ~♪モモも奥にいるし。」
おお、それじゃ遠慮なくって、調子に乗ってそのまま奥の居間に通された。
キッチンの方から、モモがいそいそと顔を出したと思ったら、この前とは打って変わった愛想のいい笑顔で「いらっしゃい!」なんて言ってる。
ちょっと調子が狂う・・・
またきたのーとか、ウザがられると思ったのに。
モモは、いきなりの来客になれているのか、なにか飲みますかーなんて、ウエイトレスのように聞いてきた。
「コーヒーでいいかな?」
「いや、ビールが良いな~♪」
ちょっと冗談混じりに言ったら、また前みたくちょっと睨まれて、ああやっぱこの前のモモとかわんねーやって、おかしくなった。
「いやウソ、コーヒーでいいっす。」
キッチンの方で、コーヒー豆を引くゴリゴリとした音が響いてくる。
普通にどっかの店に入って、飲み物を頼んでる感覚になってきた・・・
「ねえ、エイジ君って、甘いもの食べれるっけ?」
いきなりそんなことを言われて、モノによるけどって言ったら、コーヒーと一緒にまたケーキっぽいものをお盆に載せて持ってきてくれた。