バンビ
表示をみたら、ビトの事務所の電話番号で、ああおじいちゃんからだなって思って速攻電話に出た。
たまにあの事務所の会長さんから、ごはん食べにいこうとかお誘いがあるんだ。
いつもビトとかが一緒だけども。
中学生の時にこの人にスカウトされて依頼、僕の事をホントの孫みたいに可愛がってくれて、いつも食事してお話するだけなんだけど結構楽しい。
僕もなんとなく、ホントのおじいちゃんのような感覚になってきていた。
「レン君久しぶりだね?
今夜空いていたら、焼肉でも食べに行こうよ。」
まるで友達を誘う様な軽いノリで、おじいちゃんは話す。
お父さんも、会長さんはいつも事務所のタレントさん達には、タメ口で話すんだと言ってたっけ。
二晩続けて焼肉かーなんて思うことはなく、僕は速攻いいよって答えて、待ち合わせの麻布の焼肉屋の場所とかを詳しく聞いてメモをとった。
「今夜ちょっと会長さんとごはん食べてくるね。」
下に降りた時に店先のお母さんにそう報告すると、いつも悪いわねって申し訳なさそうにしていた。
「レンはいつもたくさん食べ過ぎるから、今日はほどほどにしなさいよ。」
そんなことを言いながら、母さんは笑った。
それからしばらくしぐだぐだ悩みながら、僕はやっとカオリさんにメールをした。
”昨日は楽しかったです☆
来週も空いてたら、どっかいきませんか?”
ドキドキしながら、送信ボタンをおした。
いつもなら、暇だから遊ぼうよーって気軽に誘えるのに。
カオリさんのほうも、いつも暇になったりすると
”今からごはん食べに行くからこない?”
みたいなメールをくれることがあったから。
免許取立てのカオリさんは、車の運転が楽しいらしく、しょっちゅう色んな友達を誘って、車でしか行けないような所をドライブしてるみたい。
碑文谷の近くのファミレスにいるってメールがきたときは、自転車でそこまで行ったこともあったっけ。
たまにあの事務所の会長さんから、ごはん食べにいこうとかお誘いがあるんだ。
いつもビトとかが一緒だけども。
中学生の時にこの人にスカウトされて依頼、僕の事をホントの孫みたいに可愛がってくれて、いつも食事してお話するだけなんだけど結構楽しい。
僕もなんとなく、ホントのおじいちゃんのような感覚になってきていた。
「レン君久しぶりだね?
今夜空いていたら、焼肉でも食べに行こうよ。」
まるで友達を誘う様な軽いノリで、おじいちゃんは話す。
お父さんも、会長さんはいつも事務所のタレントさん達には、タメ口で話すんだと言ってたっけ。
二晩続けて焼肉かーなんて思うことはなく、僕は速攻いいよって答えて、待ち合わせの麻布の焼肉屋の場所とかを詳しく聞いてメモをとった。
「今夜ちょっと会長さんとごはん食べてくるね。」
下に降りた時に店先のお母さんにそう報告すると、いつも悪いわねって申し訳なさそうにしていた。
「レンはいつもたくさん食べ過ぎるから、今日はほどほどにしなさいよ。」
そんなことを言いながら、母さんは笑った。
それからしばらくしぐだぐだ悩みながら、僕はやっとカオリさんにメールをした。
”昨日は楽しかったです☆
来週も空いてたら、どっかいきませんか?”
ドキドキしながら、送信ボタンをおした。
いつもなら、暇だから遊ぼうよーって気軽に誘えるのに。
カオリさんのほうも、いつも暇になったりすると
”今からごはん食べに行くからこない?”
みたいなメールをくれることがあったから。
免許取立てのカオリさんは、車の運転が楽しいらしく、しょっちゅう色んな友達を誘って、車でしか行けないような所をドライブしてるみたい。
碑文谷の近くのファミレスにいるってメールがきたときは、自転車でそこまで行ったこともあったっけ。