年下彼氏は後輩くん★



「……さっき、あんな事言ったけどさ…そんな自信なかったし、後付けてお前が彼氏だって解って、もうダメなんだって思った。実を云うと、これが人生で最初の恋なんだ」

空を眺めながら、そうボヤく


「あーあ、俺もこの青くて広い空の様に心が大きく純にならねーかな」

「…もう、様は済みました?」

「……あぁ………」


「では、お帰りはこちらです」

キィとドアを開け、ニコッと笑うと眉を釣り上げ「ふん」と出て行く江波


まぁ、アイツの気持ちは解る

あんな可愛い子に助けられたら、一目惚れだよな

俺だったら、間違いなく人の彼女でも奪ってる




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