年下彼氏は後輩くん★
「ど、したのっ…?」
絢芽ちゃんから、唇を離すと、肩で息をする
そんな、仕草で俺の心は打たれる
「……言って」
「ほぇ?」
「隠してる事全部言って!」
いきなり大声で怒鳴ったから、絢芽ちゃんはビックリして目を見開き、その後、ギュッと目をつむった。
「僕には言えない事?浮気してるの?僕の事嫌い?ねぇ、なんで言ってくれないの?」
絢芽ちゃんの喋る隙を無くすように言葉を続ける
「不満があるなら言ってよ!例え、絢芽ちゃんが僕の事嫌いでも、僕は絢芽ちゃんが大好き、手放したくない!どんな理由があっても別れる気なんかないから!」
言いたい事を言い、一息つく。
気まずくなったので、下を向くと、ふわりと抱きしめられた。
「隠し事なんか、ないよ…?」
「嘘だっ!絶対あるよ!」
そう言えば、絢芽ちゃんは困ったように笑い、んー、と考えた。