年下彼氏は後輩くん★
「だからさ、俺は可愛くしてたんだよ。本当は可愛くなんかないんだよ」
「……」
俯いて黙っている絢芽
「俺、強引なんだ。だから、これから覚悟してろよ」
耳元で言うと真っ赤な顔から、大粒の涙が頬を伝う。
「…う、そ…ついたの?」
ポロポロと涙を流し、鼻をすすりながら問う。
「ゴメンね…?でも、好きな子の理想でいたかった」
「…私は、ありのままの涼くんがいい」
突然の告白
目を見開くと
「素の涼くんでいて欲しい」