年下彼氏は後輩くん★
「私、海と山があるとこ行きたい……」
俺が意見を出さないため絢芽が意見を出した。
面目ない……
「山と海…おし、行こう」
「うん…!」
ルン♪として絢芽は立ち上がった。
「ちょっと出掛けてくるね」
鞄を持ち、玄関に向かおうとする絢芽を引き止める。
「外暗いよ。どこ行くの」
気が付けば外は日が落ちていた。時刻は6時
「最近、日が短いからダメ」
「お願い…!」
駄々をこねる子供のように言う絢芽に負け
「いいよ」
了解してしまった。
「本当!?じゃあ、行って…」
「ただし、条件付き」
「条件?」
――俺も一緒に行く。