きっと・・・。
「じゃあ・・・」
「元気でね」
「お前もな」
「ねぇ」
「ん?」
「あたしたちは、幸せだったのかな?」
「・・・俺は分からない」
そう、あなたに言わしたあたしは自分に腹が経った。
なんで、あたしは1人も幸せにできないんだろう・・・。
「でも」
「え?」
「俺は楽しかった。お前の隣りにいた22年間。すっげー楽しかった。
それはお前じゃないと楽しめなかった。
お前じゃないといけなかった。
そう思うってことは・・・俺は幸せだったんだな」
涙が流れた。
いつからだろう。
あなたの一言一言に嬉しくて涙を流していた自分をなくしたのは・・・。
あなたがあたしのすべてだったのに。