上司なダーリン②
「えっ?どこ?」
まだ気付いていないたくちんに得意げに私は前方左側を指差した。
「ほら、あそこ」
「あっ、ホントだ。良く見つけたね〜」
後続車がいない事を確かめゆっくりとケーキ屋さんの前を通った…
「あっ…」
「あっ…」
同時に叫んだ。
「………」
「……まだあるって」
たくちんがそう言った。私の見つけたケーキ屋さんは半分どころか全部シャッターが閉まっていてしかも、もう何年もやっていないようなところだった…。
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