上司なダーリン②
胸の鼓動が激しく高鳴り心臓が破裂しそうだった。たくちんが体重をかけないように覆い被さってきた。私はそっと目を閉じた。おでこにたくちんの柔らかい唇の感触があった。それから私の顔を這うように目、鼻、耳、頬を伝って唇にたどり着いた。柔らかく温かい感触に体中の力が抜けていくのを感じながらいつの間にかたくちんの首に手を回していた。たくちんはそのまま布団を剥ぎ私の浴衣の帯に手をかけた。
「ちょっと待って!」
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