上司なダーリン②

静けさをかき消すかのように私は叫んだ。
「どうした？」
たくちんは目をまんまるさせたまま私の顔を覗き込んだ。
「で、電気…消そうよ」
「どして？」
「ほら、電気消して薄暗くした方がムード満点だし…」
意味の分からない事をあたふたしながら口走った。ホントは自信のないこの幼児体型を見られるのが恥ずかしかっただけなんだけどそれを打ち明ける事自体が恥ずかしかったから…
もじもじする私にたくちんは言った。