上司なダーリン②
「それは無理だよ」
「何で?」
「だって、私一泊分しか着替え持ってきてないし、たくちんだってそうでしょ?」
「いや、オレは予備で持ってきてる。瀬菜のはどこかで買えばいい」
「で、でも三連休だよ。空いている旅館なんてあるの?」
「どこかは空いてるさ」そう言ってたくちんは車を走らせながら私に旅館の名前を告げた。
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