上司なダーリン②
「予約でいっぱいだってさ」
残念そうにたくちんは答えた。
と、同時にまた携帯で電話を始めた。
(どこにかけてるんだろう…)
「あっ、もしもし…」
私は退屈そうに旅行雑誌をパラパラめくった。
突然、
「瀬菜?ベッドじゃなくてもいい?」
「は?別に構わないけど…?」
たくちんはそれからまた電話の相手と話していた。
そして電話を切った。
< 39 / 41 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop