もしも、世界が美しかったら
簡単な料理しかできない俺には、かなーり助かっている。
飯は美味いし、2人きりだし……マジで一石二鳥だな。
「それ、夜?」
「まぁ、夜もあるけど?」
「うぉ!完ッッ璧にフラグ立ってんじゃん!」
キラキラと目を輝かせる夏琅。
「フラグ…??」
「そっ!夜…二人っきり……完璧フラグ立ってんじゃん!それなら後はソファーに押し倒せばもう、こっちのモンだな」
「こっちのモンって……押し倒してどうすんだよ?」
「流れに身を任せる。」
「「あほくさ」」
俺と由輝は素直に呆れる。
しかし、利玖だけは違うみたいで「どのタイミングで?」なんて聞いている。
………聞いてどうすんだよ。
愛輝に実行すんのか?
シスコンのお兄様にぶっとばされんぞ、オイ。
………と、そこに
「ただいま〜?」
何故か最後を疑問系にしながら、愛輝が帰って来た。
続いて袋を持った來と花梨。
ってことでBOY'Sトーク終わり。
利玖は続きが気になるなら、後で個人的に聞いとけ…。
「アイス買ってきたよ!」
「わーい!アイスッ♪」
みんな來からアイスを受け取る。