実話〜頭文字(initial)─K─



Kさんの実家は元々自動車の整備工場を営んでいて、その敷地は結構な広さを誇っています。


その庭では、ドーベルマンやボクサーといった大型の愛犬を放し飼いにしている為、周りには塀が張り巡らせてありました。


その庭の門を開け、いざ愛車の《サニートラック》を乗り入れようとしたKさんは、その中の様子に唖然としてしまいました。



「何だよ!これじゃ入れねぇじゃね~かよっ!」



そこには、Kさんちの庭の門を塞ぐようにして止まっていた一台の車があったのでした。



しかも、その車とは……













県警のミニパトだったのでした!



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