続†天然姫様と秘密の王子様

バカな彼は弟




「はぁ~」


廊下を彷徨っていると、必ずでてくるため息。
もうこれ何回目だ…


自分に呆れる。




外、行ってみようかな。
気分転換にもなるし♪

私は、広い旅館を一人で歩いていた。
広いからか、ロビーには一向にたどり着かない。

私、迷子…??


誰かに聞いてみようか。
そう思った私は、人を探し始める。


う~ん…あ、見っけ♪



「あの~すみません。」


丁度、風呂場の前を通った時。
男の子がいたから、私はとっさに声をかけた。




「はい?」


その子と目が合うと。



「「なんでいるの?」」


私とその子は、びっくりした。
だって正真正銘の…私の弟なんだから。






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