続†天然姫様と秘密の王子様




「だから、結婚はできない。」


「うう…」



全部、ぶつけちゃったけど…心愛傷ついたのか?

人を傷つけることはもうしないって約束したのに。




「心愛…「お兄ちゃん!って心愛!?どうしたの!?」


「湊…」


「心愛、なんで泣いてんだよ!
お兄ちゃんに泣かされたのか!?」




あぁ、いま気付いた…

俺は、邪魔だったのかもしれない。

心愛は、ずっと湊と俺で迷っていたんだ…
それで、結婚すれば大丈夫だと。


でも、心愛は湊が好きだよ。
俺の前でそんな風に泣かなかったじゃないか。




「湊。」


「なんだよ?」


「心愛を頼む。」


「はっ!?え、ちょっと…」



お前らは、両想いだもんな。
たぶん、ちゃんとやっていけると思う。






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