続†天然姫様と秘密の王子様
「じゃ、僕、戻るね♪バイバイ、みなさん☆」
あぁ、やっと帰った…
女子を悩殺しながら、帰って行く湊
もう来るな!という感じでイーッ!!と威嚇した私だった…
…って、あ、そういえばお昼ご飯まだだっけ。
なんか今、やっと思い出した感じ。
舞花待たせてるじゃん!
怒られる!
「巧っ、屋上行ってくるね!」
「あ?あぁー、いってら。」
曖昧な返事が返ってきたことに、首を傾げながらも
急いで、お弁当を持って私は屋上に向かったのだった―――…
――そんな私を巧が見ていたなんて、全然分からなかった私。