続†天然姫様と秘密の王子様




“会って話したい。”


零れそうになる涙を手で拭って文字を打つ。






送って1分も経たないうちにメールの受信を知らせる。





―――――――

俺も。 by巧

―――――――





「…野々下さん?どうかしましたか。」



「いえっ…何でもないです。」




体は正直で。


自然と涙が溢れ始めていた。




同意してくれたことが嬉しい。…ううん。


こうやって携帯を通じてでも巧と話せたことがとても嬉しかったんだ。












< 27 / 242 >

この作品をシェア

pagetop