続†天然姫様と秘密の王子様
――そして昼休み。
「ふわぁ…」
巧といつも話していた場所。
まだ肌寒いのか人がいない屋上に私はいた。
早く来すぎた…来るまで寝てようかな。
この頃ぐっすり眠れてない。
腰を下ろし、膝を抱えて眠りに入った。
――――――…
ガチャ
ふとそんな音がして目が覚めた。
「遥早。」
「あ…」
視線の先には待ち望んでいた人がいて、微笑められて私もつられてぎこちない笑顔で笑った。
メニュー