続†天然姫様と秘密の王子様




ハァハァ

もう、無理っ…




「野々下ぉー、文化祭に遅刻なんて初めて見たぞー?」



ゾッと笑いが起こる。


心配してくれてもいいじゃないですか!
先生のハゲッ!



「ん?今、ハゲって聞こえたがぁ??」


「なんでもありません。」




私は、先生の言葉をスルーして席に着いた。


チラッと巧の方を見て見る。
巧は、ククッと笑いを堪えているよう。
でも、もうそれ、笑ってるし。

軽く睨んだ。






< 79 / 242 >

この作品をシェア

pagetop