天の銀環
4月


俺は新しい高校生活に胸踊らせ、入学式があるため学校へ向かった。


俺はニヒルを演じる男であった。
まったく死ね俺。


クラスがどんなものかと妄想しながら歩いていた。


学校に着き、
人混みをかき分けてクラスを確認。


「F組か。」


同じ中学の友人が1人しかおらず、多少不安だった。


俺は早く学校についたのか、
まだ教室には人はいないのだ。


俺は決められた席についたのだが、
兎に角落ち着かない。


トイレにいっては教室に戻るのを繰り返す始末。


不審者同然。



しばらくして
同じクラスになる奴等が教室に入ってきた。


俺は女の子を品定めするように来る女達を見ていた。


すると、
160センチくらいのスタイルのいい可愛い子が教室に入ってきた。


この女の子こそ北川めぐだった。


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