天の銀環
学校に集まり、
俺はF組だったから、Fと書かれたバスに乗り、席は自由だと言うことだったから、友人と共に席についた。


俺は友人と話していると、俺達の前の席のめぐが座ったのだ。


チキンな俺はそれまで友人とエロ話しかしていなかったのが、急に話題変更。


サッカーや服の話をし始めた。


俺は心臓をバクバクさせながら友人と会話。


友人との会話など当然上の空。


友人はこの時
俺がめぐに一目惚れしていることを悟ったらしく、
友人が
「お前めぐちゃんに惚れただろ?」
と耳打ち。


俺はこくりと頷いた。


友人は不敵な笑みを浮かべながら
「俺に任せとけ」と発言。
まったくもって不安しか募らなかった。


友人は
いきなりめぐに、
「うまそうなお菓子食べてるね。1つ頂戴よー。」


「え?あ、いいよ。」


「こいつ(俺)にもあげてやってよ。」


「お前いきなり何言ってんだよ。」


・・・
友人GJ!!!!!!


「あ、どうぞ。」


「ありがとう。」


「宿泊研修楽しみだね。」


「別に…。だるいし。」


うは
このときの俺逝け。


しかし、
友人のおかげで初めて会話できて
素直に嬉しかった。


バスは宿泊先に到着。
宿泊するのは
廃校となった小学校を改築し、体育館は残した宿だった。
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