天の銀環
自己紹介タイムが開始。


担任がまず男子から出席番号順に自己紹介しろと言う。


俺は6番で最初の方だった。


正直焦りまくり。


5番の奴の自己紹介が終わり
とうとう俺の番がきた。


友人は俯いて
肩を小刻みに揺らしながら笑っている。
本当にムカつく奴だ。


「名前は藍沢陸で、花丸中学出身。部活はサッカーしてました。無愛想かもしれないですけど、よろしくお願いします。」


よし
言い終わったと思い、友人を見ると
アイコンタクトで
「もう一言」
と言ってくる。


俺「あと…、んー彼女募集中です。」


俺何言ってんだよ!!!!!


友人は爆笑。


女子にも笑われ、もう死にたかった。


男子が終わり、
女子に移った。


めぐの番がきて
俺はめぐの自己紹介に耳を傾けた。


「名前はめぐ。桜花中学出身。部活は軟式テニスしてました。よろしくね。
あたしも彼氏募集中とか言っちゃおう。」


俺は何故かきゅんときた。
めぐが俺をフォローしたように感じてしまったから。
めぐっていい子なのかと思ったんだ。


この時は・・・


自己紹介タイムはなんだかんだで終了。


俺はなんだか
恥をかいたのだが、変にドキドキしていた。
< 6 / 6 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop