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妙に新しい建物が気になった…


ガラス窓は1枚もなく、幽閉されているかのような雰囲気を醸し出していた。






辺りを見ながら建物に近づく……



実験予定を見るには、6人の実験は既に2時間45分経過している……



もしかしたら……既に6人は……

そう考えると体全体がゾクッとなり、腕に鳥肌が立った………












しかしその時だった…!













「………うわぁぁぁぁぁぁ…………!」

ピタッと足が止まる。



確かに今、男の叫ぶ声が微かに聞こえた…!






まだ誰かが生きている……!



一気に走り出し建物の目の前まで行った。





入口は1つ………


真っ黒な鉄製の扉に大きく『×』と赤文字で書かれていた。






ガチャン……



ギィィィィイイ……




重たい扉を開けると、一畳ぐらいの真っ暗な部屋があり、再び目の前にスライド式の扉が現れた。
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