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明暗のギャップに思わず光源の方へ手をかざす……
……………ハッ…!
スライドドアの先にある扉の前に黒い陰が立っていた……
そして次の瞬間…!
バタンッ…!!
「……なにッ……!!」
時はすでに遅かった……
ドンドンドンドンッ!!
「……おいっ!開けろ!!」
扉を叩いても返事がない…
虚しく自分の声が部屋に響くだけだった……
そしてようやく一つの結論に至る………
完全に閉じ込められた………と。
四方をコンクリートで固められた部屋…
ポタポタとどこからか水が滴り落ちる音が聞こえる。
部屋をもう一度見ると……
「………うわぁぁ…ッ!!」
何かで引きちぎられたような頭部と右腕が無い死体が横たわっていた。
思わず半歩下がってしまったが、部屋に飛び散る肉片を見て大まかな状況を掴んだ……