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初めの内は、購買部へパシられたり、腕立て、鼻ティッシュ、モノマネ、半裸など…かわいい罰だったが……
次第に罰はエスカレートしていった……
口火を切ったのは、やはりイジメの中心人物である"番長"と呼ばれていた男だった……
『チンチロから一週間離脱できない』
これが彼の着火材だった……
南沢もさすがにこの罰を見たときはゾクッとしたものを感じた……
しかし、しばらくの間はこの罰しか彼は書こうとしなかった。
南沢らは、恐らく罰が思い浮かばないから同じ罰をばらまいているんだ…と考え、いつしか警戒を抱かなくなっていた…
しかし……
事態は変わる……
プレイヤー全員がこの罰を引いてしまい、もはや後戻りできない状況となったことを知ると、彼は動いた…
『牛乳シャワー』
『………な……なんだよ…コレ…!?……誰だよ…!?』
受刑者が顔をひきつりながら笑う。
『……"牛乳シャワー"って……何?』