×







『………ね……ねぇ………コレって……………なに………?』


石本は『指切断』と書かれた紙を震えながら手に持っていた。









『………クゥ~…ねぇ誰コレ書いたの…!…誰?』



言えるはずなかった…





しかし…

それはすべての罰を誰が書いたか照らし合わせれば分かること…






南沢が書いたことはすぐバレた……





『………こ……こ…こ…この罰は………ゆ…指で………か……か…か…紙かなんかを切断するってこと………であって………』
『……テメェ…!ウソ付いたら俺の罰受けさせんぞ…!』
『……そ…そんなぁ!!

体の震えが止まらない。







ガタンッ!

『……南沢くん…!』

石本が立ち上がった。



ビクンッと南沢の体が止まると石本は言った……






『………ホントのこと言って?……ぼ…僕はやるから……!』










そして…先生らが紙を切るのに使うギロチン型のペーパーカッターを持ってきた…
< 186 / 231 >

この作品をシェア

pagetop