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部屋の角に置かれたテレビに突如砂嵐の映像が流れたかと思うと真っ黒な映像へと切り替わった…
『………ザザ………新島はるな……』
「……イヤ…ィャ……!」
『…お前に過去の罪をここで償ってもらおう……』
「……過去の罪?」
永澤がテレビからの声に耳を傾ける。
『……お前の罪を今ここで明かし、今近くにいる人間は果たしてお前を許すか……?』
………………っ!!!!
新島の動きが止まる…
「……罪って………はるなちゃん…どうゆうこと…!?」
「………………」
新島は目を見開いたまま半開きの口を動かそうとしない。
『……間もなく1分経ち、お前の腕は穴から抜ける…。だが…手首は鎖で繋がれたままだ…。…お前を助けるられるのは目の前の人間のみだ……』
すると新島の腕は穴から抜け、黒い手枷で繋がれた手首が現れた。
『………手枷には鍵穴がある……そこに鍵穴を挿せば解放される…。……しかし注意しろ…!次の扉の先へ進むためには天井が次なる扉より下に来る前に通過しなければならない……』