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「………アタシはいいから…!」
「…そんなこと言ってられっかよ!!!」

自分の腕の中で横になる永澤の顔に向かって怒鳴った。

このままでは3人ともやられてしまう…
そう考えた時には、すでに体が動いていた。


「……早くしろっ!」
岡本が腕を大きく使って手招きをしている。



「………はるなちゃん!!!」


遂に部屋には新島だけとなった……






「…………やっぱり……私に味方してくれる人は……いないか…。」


永澤を下ろすと新島がゆっくり顔をあげながら溜め息混じりに言った。







「…………永澤さん…………私はね…、












……………人を自殺に追いやったの……」




「……えっ?」

永澤が新島を凝視する…




「……………永澤さん……アナタにもない?………人を追い込んでしまったこと……。…誰にもいえない………罪深いこと……」




………………!!



その時…




ドクンッ…!!


永澤の胸の中で何かが蘇える……

「………………」



思い出したくもない……



何かが……
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