らぶぱれーど
お手伝い


高校一年の夏。


あれがすべての始まりだった…。







「明日の合宿だが、マネージャーの他に手伝いの子が来てくれる!」



おおーとか言ってる部員の人達。
先生がそんな紹介をするもんだから、逆に部室に入りずらくなった。



「ん?木下入ってきていーぞ?」


はいはいわかってますよそんなこと。
無駄に緊張してんだから焦らせないでよ。


ガチャ


「えっとー、明日からの合宿に手伝いとして参加させて貰います。木下つばきです。よろしくお願いします。」


こんなんでいいのか?
つか1番気になるのが部員の反応。
ほら思った通りだ、唖然となってる。

それもそのはずか…


こんな金髪の女見たら。



「木下よろしく頼むぞー!」

「あっはい。」




さっきからガン見してる前の列の真ん中の奴が気になってしょうがない。
どんだけ見てんだよ。そんなに珍しいか、金髪が。

なんかムカついたから、軽く睨んだら目を逸らされた。

なんだあいつ?



「じゃあとりあえず部長だけ紹介しとくな。」


と言って部長らしき人に話している。
あとは自分で覚えろってか。



「部長の北島っす。わざわざ手伝いにきてくれてありがとうございます!明日から三日間よろしくお願いします!」



おおー!なんかすごい、部長って感じだなぁ。

爽やかさが溢れてるよ(笑)


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