イジ恋
恐怖症
「で、なんで恐怖症になったの?」
席についた瞬間そう聞いてきたのは…さっき叫んでた女の子。
「あ、私は倉田早苗。よろしくね、弥生でいいよね?」
「あ…うん!よろしく!私も早苗って呼んでいい?」
「いいに決まってるでしょ。で、なんでなの?」
…早苗ってすっごいサッパリしてるんだろうな。
「昔…男の子にいじめられたのがトラウマで…」
「そんなに酷くいじめられたの?」
「……うん。虫投げられたり…足引っ掛けられたり…スカートめくり…とか。」
「あぁ〜」
そう言って早苗はニヤリとした…なんか怖い。