イジ恋



背中に嫌な汗が流れる。
いつのまに?
後ろに…



男の子が?!



「い、いやぁぁぁあっ!!」



私は条件反射で手を振り上げた…私の手はその男の子の頬をブツ…はずだったのに…



彼は私の手を掴み…顔を近づけてきた…。



「転校生?可愛いね。」



ニッコリと笑う彼は綺麗なはず…普通の女の子ならときめいちゃう…



だけど………



私には



悪魔の笑顔にしか見えなかった。



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